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新会長 挨拶
慈大呼吸器疾患研究会 会長
桑 野 和 善
(東京慈恵会医科大学 内科学講座 呼吸器内科)
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臨床医は、解剖、生理、生化学といった基礎医学や臨床医学の膨大な知識と、数々の実習による技術修得に膨大な労力と時間を要して、やっとスタートラインに立つことができる。そしていよいよここから各自の努力とやる気で自分の臨床能力を磨くことができる何とも魅力的な時期に突入するのである。より広く臨床を学べる環境、より熟練した臨床医による教育、良い臨床システムを求めて、様々な環境で研修することは重要である。臨床は教科書や論文から得られる情報ではもちろん十分でなく、多くの症例を経験することも必要である。ただ、経験できるが忙しすぎてまとまって勉強する時間がない、体系的にあるいは知識を整理し深く考える時間がない現実もある。現在の臨床において声高に言われているのはEvidence Based Medicine(EBM)である。EBMとは、科学的な検証によって証明されなければ正しいとはいえないということである。医学における科学とは、ヒトという生命体を、分子、細胞、組織、臓器、個体各レベルで探求し、正常と病的状態を解明することである。これこそ医学における研究であり、臨床がよって立つ根幹に他ならない。研究によって得られたエビデンスによって臨床が可能となり、臨床で得られた情報はまた研究によって新たなエビデンスとなって未来の臨床を開く。臨床と研究はお互いに支え合うものであり、ポジティブフィードバックするものである。臨床医たるもの、常に科学性、論理性を追求しつつ、日々の臨床にあたることによって初めて良い医療が可能となる。本研究会は、昭和63年に発足し、呼吸器疾患に携わる慈恵医大の各科の医師が中心となって、実に開催は70回を超え、今年20年を迎える。呼吸器疾患の臨床は、結核から、肺癌、COPD・気管支喘息、びまん性肺疾患、感染症へと内科の中で最も多彩な疾病構造へと変化してきた。常に進化する呼吸器疾患の病態解明に遅れることなく、科学的・論理的思考を学び、良い医療を実現するために本研究会が貢献できれば、その存在意義があると信じる。
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